オタク介護士の逆襲

仕事は介護士、休日はオタクやってます。お金持ちになりたいです。

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介護施設に娯楽はないのか

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人工知能がついに囲碁棋士に勝利した。
コンピューターの進化スピードには目をみはるものがあるが、私達人間はそれを上手く活用できているのだろうか?

僕はこのニュースをテレビで見かけ,すぐにある入居者に話しかけた。
彼はいつも部屋で本を読んでいる。
また別の日には、新聞の囲碁棋譜をずっと眺めている。
日中は一人で過ごすことが多い。

性格的に問題があるわけではないが,男性は話が苦手なものだ。
生物学的にそういうもんらしい。
男性が一日に使う単語は約8000語
女性は一日に2万語らしい。
外に出てきて話しましょうと言われてもなかなか出てこないのもうなずける。

彼に「コンピュターがついに囲碁棋士に勝ちましたね」と彼に問いかけると、彼の表情はとてもわかり易く変わった。
誰かに話したくて仕方なかったのだろう。
しかし,囲碁のルールは複雑で僕もわからない。
複雑であるがゆえに,最近になるまでコンピューターに勝利の座を譲らなかったわけだ。
彼には話したい相手がいないし,もちろん対戦相手もいない。
だから彼は毎日、新聞の棋譜を眺め続けている。

とはいえ、考えてみると技術的にはコンピュータは人間を超えたのだ。
人間と対戦することだってできる。
ネット回線さえあれば,世界中の人とだって対戦できるはずだ。
なのに、なぜそういったところには介護業界は力を入れてないのだろうか?

高齢者はゲームが好きではないとの思い込みがあるかもしれないが、そんなことは決して無い。
僕はよくゲームセンターに行くが、60~70代、もしかするとそれ以上かもしれない。
そんな人もよく見かける。たいがいはメダルコーナーにいるけれど。
ゲームが好きな高齢者はたくさんいるみたいだ。

しかし、現場で行われてるレクリエーションは「しりとり」とか「リハビリ体操」とかそんなのが多い。
でも,僕は「しりとり」をやって楽しいと思ったことなんか一度もない。
自分が楽しくないことをなぜ介護現場では当たり前のようにさせているのだろうか?

先日、職場の掃除をしていると「おはじき」がでてきた。
おはじきのルールはわからないけど入居者に「おはじきをしまししょう」と声をかけるとみなさん喜んでいた。
子供の頃を思いだしながらルールを思い出してくれた。

実際にやってみると、指先も使うし,弾く順番などに注意しないと行けないので頭をつかう。
また、なによりも点数化しやすいのでゲームとして盛り上がる。

いまの介護現場はスタッフたちの目線でレクリエーションをしていることが多いのでは無いだろうか。
本当に入居者の目線に立っているのか、改めて考える必要があるのではないかと感じた。f:id:taconyan:20160503180454j:plain